コアジサシ観察会

コアジサシは春、オーストラリアなどから日本に渡ってきて、河川の中洲などで子育てをし、秋また南へ帰っていくカモメの仲間の渡り鳥です。小田原市の市の鳥にも指定されています。市民の方々を対象とした小田原市環境部主催のコアジサシの観察会が開催されました。ガイドのお手伝いということで私も参加してきました。小田原市内を流れる川の中洲でコアジサシは今、子育ての真っ最中。カラスなどの天敵に集団で対抗するためコロニーを形成します。卵を温めている親鳥もいれば、ヒナに食べ物の魚をあげている親鳥もいます。その魚は空中でホバリングして水中に狙いを定めてダイブして捕まえます。ヒナは河原の石ころのなかではほとんど見つけることが難しく(簡単だったらカラスに容易に食べられてしまいます)、望遠鏡の視野の中に入れるのに一苦労。元気に育って親鳥と一緒に南の国へ帰っていって欲しいものです。